流浪の民として大陸を渡り歩いていた主人公のノヴァは、南の大国ローデリアのセレーヌ姫に一目惚れした。さっそく下働きで城に潜り込めないか試みたが兵士に門前払いをくらってしまう。有り金をすべて使って途方に暮れていたノヴァの前に、貴族の娘リアに拾われる。そして、リアの暇つぶし用おもちゃとして着せ替え人形のように扱われていたのだが、リアに誘惑されて身分の違いを乗り越えることになる主人公はどのような運命を歩むことになるのだろうか？

平民の主人公が高貴な女性たちを孕ませていく低価格の同人作品。ゲーム画面の解像度が1024x768と大きいのが嬉しい。登場するヒロインは貴族の娘リア、近衛兵長レイラ、セレーヌ姫の3人だ。ほぼすべてのシーンが3人だけなので、タイトルから国中の女性を孕ませまくりと期待をした人は、そうはならないので諦めてほしい。ちょっと期待しちゃった自分が言うんだから間違いないデスよ。

ストーリー展開は、財務大臣の娘リアに気に入られた主人公がそこを起点に城内へ迫ろうとするものとなっている。行動の選択をミスると結構あっさりとBADENDなルートに入ってしまうから、ある意味攻略ミスがすぐにわかるのが助かる感じだ。一歩一歩着実に姫様へ近づいていく演出となっているが、ある程度は低価格ソフトゆえの唐突感がある展開を覚悟しておいたほうがよさそう。強引というレベルを超えたものがあったと自分は感じたからね。

各ヒロインを孕ませての個別エンドも、みんな孕ませてのハーレムも、凄惨な展開にはならないのでその点は安心してほしい。この作品を購入する人はそんな展開は求めていないだろうから、方向性は間違っていませんね。安心して遊べるのはいいことです。ただ、危険日狙ってというタイトルは、本作では少々疑問に思うところがあったことは否定できないかにゃ。ないわけじゃないけど、身分の違いがあるのに孕まされるかもしれないという本作のテーマ的に一番重要な部分なはずなのにやや物足りなかったという印象で。いや、この部分の感じ方は人それぞれだと思うから、自分が過度な期待をしていただけという可能性は否定できませんが。

ちなみに基本CGは20枚、回想シーンも20種類と価格相応のボリューム。コンプリート後におまけでヒロイン3人だけじゃない他国の姫も登場するハーレムが1シーン追加される作りなので＋αありと考えてほしい。タイトル名的には、このハーレム部分をもうちょっと用意してくれたほうが嬉しかったかなと思う。（初期設定ではオフだけど）コミック風な手書き文字の演出も堪能できて、満足度は高い作品だったけどね。

まあ、手の届かない高嶺の花を孕ませてモノにするってシチュエーションを求めている人には至高の作品かもしれませんね。個人的には一押しです。あくまでも低価格帯の作品としてはという判断なので過度な期待をされても困りますが。このシチュエーション、フルプライスでじっくりと作ってほしかったなぁ。まあ、同人作品でフルプライスは厳しいかもしれにゃいが……。

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欲望を開放する
【BADEND1】
それでも何とか我慢する
☆セーブ1
リアの願いを聞き入れ、外に出す
☆セーブ2
リアを抱き締める
【リアEND1】
☆セーブ2から
リアの言葉に従う
☆セーブ3
思い切って襲い掛かる
【BADEND2】

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（by 伊織舞也）